彼のストレートとフォークで相手を牛耳るスタイルは
野茂英雄(元近鉄ほか)、
伊良部秀輝(元
ロッテほか)に匹敵するのではないだろうか。誰のことかというと、
ソフトバンクの6年目右腕・
千賀滉大のことだ。今季2勝目を挙げた4月13日の
西武戦(県営大宮)でも、素晴らしいピッチングで西武打線を翻ろうした。

4月13日の西武戦で10三振を奪い、今季2勝目を挙げた千賀/写真=内田孝治
186センチの長身から投げ下ろすストレートは常時150キロ以上をマークし、打者のタイミングを外すカーブの曲がりも大きい。さらに打者の打ち気がはやったところでキレ味鋭いフォークを投じる。ストレート、変化球ともに一線級のレベルにあるが、特にこのフォークが打者からすると厄介だ。例えばフォーク対策として、「ヒザから下の低めのボールには手を出すな」と指示を出しても千賀の途中までストレートと見まがう軌道を描くからそれもなかなか難しい。攻略するには数少ない失投を逃さずにとらえるしかない。
ここぞというときに三振を取れる投手・・・
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