
▲オリックス・森脇監督(左)に帽子をかぶせてもらう吉田。「意外とかわいい顔だな」と声をかけられ、恐縮していた
“クジ運最悪”のオリックスがまさかの単独指名 無名からのし上がった長身右腕が夢舞台へ 取材・文=吉見淳司 写真=高原由佳 1巡目指名開始から3球団目、オリックスから名前を読み上げられた
吉田一将は表情をまったく崩すことなくモニターから視線を外し、真っすぐ前を向いた。「昨年のドラフト中継を見ていて、『来年は1位で(プロに)入るんだ』という気持ちは持っていました」。エースとして、社会人野球2大大会で3季連続準Vへチームをけん引。「社会人NO・1投手」の当然の1位指名だった。
青森山田高では06夏、07夏と甲子園に2度出場も、自身はブルペン要員で登板の機会はなし。日大でも4年春まで二部リーグで過ごし、一部実績は12試合で3勝6敗。話題を集める東海大・
菅野智之(
巨人)、ら「大学BIG3」を横目に、プロ志望届を出さずJR東日本に入社した・・・
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