開幕カード VS
東京ヤクルトスワローズ(神宮)
2013年対戦成績:14勝10敗 勝率.583
ビジターゲーム対戦成績:7勝5敗 勝率.583
開幕直前ポジティブPOINT 開幕ローテは昨季より安定感増した攻撃陣もほぼ好調
開幕直前ネガティブPOINT 上位進出の要因となるプラスポイントがない捕手陣に不安も……
最も気になるのが先発投手陣だが、支配下登録されたばかりの
鄭凱文や、新人の井納らが開幕ローテに名を連ねた昨季よりは安定感のあるメンバーをそろえられたと言えるだろう。開幕投手はプロ2年目の三嶋。2月27日の韓国・ネクセン戦(宜野湾)では3回6失点、3月7日の
ソフトバンク戦(横浜)では4回5失点と打ち込まれたが、3月15日の
阪神戦(横浜)で5回1失点と及第点の投球を見せ、名誉あるポジションを勝ち取った。
開幕先発ローテは早々にメンバー入りが決まった久保、オープン戦で結果を残した尚成、
モスコーソそして三浦、井納が並ぶ。先発復帰の加賀の離脱は痛手だが、5、6番手なら
加賀美希昇、故障明けの
藤井秀悟らもそのポジションに入る可能性はある。中継ぎでは、血行障害手術明けでリハビリを行っていた大原が開幕に間に合ったのが心強い。
野手陣は
荒波翔の故障離脱があったが、代わりにセンターに座る松本が好調で、十分にその穴を埋めている。筒香が絶好調、手術明けの梶谷の調子も右肩上がり、不振に陥っていた
バルディリスも3月16日の
オリックス戦(横浜)でオープン戦第1号となる3ランを放った。仮にブランコが離脱した場合、“一発”という飛び道具がなくなるのは大きな痛手だが、それでもマシンガン打線のようなつなぎの野球が期待できそうではある。
投打を総合して、100点ではないにしろ、戦える陣容はそろった。だが、昨季のブランコ加入のようなチームを上位に押し上げる“カンフル剤”がないことも確かだ。さらに最大の不安は捕手陣。新人・嶺井の開幕一軍入りもありそうだが、黒羽根、西森、
高城俊人にしても経験が少ない。彼らの出来がチームの大きなマイナスポイントとなってしまう可能性はある。とは言え、久保は捕手へ求めることについて「打ちまくって、全部のボールを捕ってくれること。リードは一緒に作り上げていくことだから、捕手に丸投げするようなことはしない」と語っていた。幸いなことにチームには三浦、尚成、久保と経験豊富なベテランが多い。リードの拙さを指摘されることはあるかもしれないが、まずは「打つ」「捕る」といった当たり前のことを当たり前に行えば、決して大きな穴にはならないはずである。
【2014年のフレッシュパワー】 平田真吾 中継ぎとしてフル回転 Honda熊本では1年目から公式戦に出場し、全国大会の出場経験も豊富。昨年の日本選手権では1回戦のJFE西日本戦で延長12回を2安打完封に抑えた。特徴的なのが豪快な腕の振りに合わせて上体を思い切り下げる投球フォーム。帽子が飛ぶほどの勢いだが、コントロールには自信を持つ。150キロの直球に、キレ味鋭く空振りもとれるスライダー、ワンバウンドする高速フォークを操り、オープン戦でも各チームの強打者たちを抑え込んだ。
川村投手コーチは「短いイニングの方が向いている」と中継ぎを任せる方針を明言。今季は藤江、菊池らが故障や不調で出遅れており中継ぎ投手のコマも少ない。同期の
三上朋也とともに、1年目からフル回転の活躍が期待される。
【開幕カードのチェックポイント】 ブランコの一撃に期待! DeNAとなった12年からは1勝1分けと開幕戦はいまだ負けなし。チームに勢いをもたらすためにも今季も必ず白星を挙げたい。対戦するヤクルトは昨季14勝10敗で、阪神と並んで“お得意様”だったチーム。2カード目は逆にもっとも苦手な
巨人が待ち構えているだけに、開幕カードをしっかりと勝ち越したい。最も輝きそうなのが主砲・ブランコ。
昨季、神宮球場では10試合に出場し16安打7本塁打15打点、長打率は脅威の.927を記録していた。しかも外国人選手の中では珍しく「寒い方が得意」なタイプであり、さらに
バレンティンというよきライバルも眼前にいる。この好条件がそろった開幕カードで、強力な一発を打ち込み勝利へと導いていてくれるはず!