日本シリーズ予想先発
第1戦@福岡 武田翔太
第2戦@福岡 バンデンハーク
第3戦@神宮 中田賢一
第4戦@神宮 摂津正
第5戦@神宮 スタンリッジ
第6戦@福岡 武田翔太
第7戦@福岡 バンデンハーク

盤石のリリーフ陣、堅牢な守備に穴なし

　投手陣の最大の強みはリリーフ陣。レギュラーシーズンでも勝利の方程式を務めた森、五十嵐、サファテがロッテと対峙したクライマックスシリーズ（CS）でも好投しており、7回以降は盤石。そこにCS第1戦、第3戦でピンチの芽を摘んだ千賀が加わり、バリオスと寺原が戻ってきた。

　勝ちパターンで絶対的自信を持って送り出せる左腕がいない点が不安要素だが、力を持つ投手が数多くそろう点でカバーできる。試合ごとにベンチ入りする25人を入れ替えられる日本シリーズではリリーフのコマをこれまでの戦いより増やすことが可能で、それもソフトバンク優位に働きそうだ。先発も武田、バンデンハーク、中田、攝津、スタンリッジと実力派が並ぶ。その投手陣を中心にシーズンでリーグ最少の491失点を誇った守備力も万全。何よりシーズン終盤に死球を受け、CSでは指名打者での出場も検討された柳田が守備に就けることで、穴のない布陣となる。CS3戦で4失点と集中力は高い。

存在感を増す四番、つなぐ意識と粘る姿勢

　右打者では前人未到の8年連続打率3割が懸かったシーズンで、主将と四番の2つの肩書きを背負い、打率.284と不本意な成績に終わった内川が、CSでは3戦すべてで決勝打を放つ活躍を見せた。打線はいま・・・