セ・リーグ1位2位の直接対決は劇的なサヨナラ劇で広島が3連敗を阻止した。巨人は連戦前の6.5ゲーム差から一気に3ゲームを縮めるチャンスをフイにしたが、それでも直接対決残り7試合で5.5ゲーム差。すう勢はまだ決してはいない。 広島・値千金のサヨナラ打で崖っぷちから生還!
3連敗だけは阻止したい広島は、2回、會澤翼の3ランで先制。しかし、直後に阿部慎之助に同点3ランを許してしまう。その後は巨人の一発攻勢に苦しみ6回に安部友裕のソロで一時は追いつくものの、7回にはギャレットに2ランを許し5対7で9回へ。すると二死から菊池涼介がこの日5安打目となるソロ、二死一塁から新井貴浩が左翼へ松本哲也の失策気味の適時二塁打でサヨナラ勝ちを飾った
首位陥落への落とし穴が一転、栄光へのジャンプ台となった。
天王山を迎える準備は万端ではなかった。8月2日の
ヤクルト戦[神宮]で正捕手・
石原慶幸が負傷。守備時にスイングした
バレンティンのバットが後頭部を直撃し、脳震盪のために登録抹消を余儀なくされた。巨人との3連戦で先発した
野村祐輔、
黒田博樹、
岡田明丈は計22勝を挙げていたが、そのうち20勝は石原とのコンビで手にしたもの。初戦の野村こそ6回2失点とまずまずだったが、黒田は今季ワーストの11安打を浴びて5回3失点で敗戦投手に。岡田は先発ローテ定着後では最短となる3回3失点でKOされた。
不安定な先発は打線のリズムも狂わせた・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン