ドラフト、さらに日本シリーズも終わり、各球団の補強への動きが本格化してきた。果たして、あの選手をあの球団は本当に獲得するのか。いや、むしろ本当に必要なのか。今回は12球団の現状の戦力を分析し、補強ポイントを探っていく。 ※情報は11月12日現在 監督 金本知憲(3年目) 
二軍監督に金本監督と同じ野球観を持つ矢野燿大作戦兼バッテリコーチが就任し、片岡篤史打撃コーチがヘッドコーチとなり、投打全体の底上げをさらに図る
■チーム力5段階評価 打撃力 3 先発投手力 3 リリーフ力 5 機動力 3 総合力 4 ■強化・補強ポイント ・右の大砲獲得 ・先発投手陣の再整備 助っ人四番打者が欲しい
2017年の貯金「17」での2位は中継ぎ・抑え投手陣とベテラン打撃陣の頑張りによるところが大きかった。中継ぎ・抑え陣にかんしては、ブレークした桑原がもし18年に失速しても、石崎や竹安といった同じくらいの力を持つ投手が数人控えており、ここの補強は必要ないだろう。
ベテラン打撃陣は、四番を務める
福留孝介が41歳、
糸井嘉男、
鳥谷敬が37歳となり、今季と同じ働きを計算できるかといえば、未知数の部分が多い。だからといって2年目の
大山悠輔や、20本塁打を放った
中谷将大に打線を任せるには荷が重い。1年間、四番を任せられる右の大砲が欲しい。
そこでウィリン・ロザリオ内野手などをリストアップしていると言われる。ロザリオは、メジャー5年間で71本塁打、韓国リーグでは2年連続30本塁打を打っている大砲だ。さらに、もし
中日との交渉が決裂した場合には
ゲレーロ外野手の獲得も狙っている。
金本監督も17年を振り返り「外国人打者の誤算」を挙げた。大山、中谷を大砲に育て上げながら優勝を目指すには、しっかりとした打線の軸が必要。17年同様、福留は休養を与えながらの出場になるため、まずは信頼できる右の大砲獲得を目指す。
もう1つの補強点は、先発投手陣。藤浪と岩貞の不調で一気に不安ポイントになった。18年はまずこの2人が復調することが大前提であることは間違いない。次に39歳を迎える能見に代わる新しい先発が必要だ。
メッセンジャー、
マテオ、
ドリスと助っ人は実績者ぞろいで、外国人枠の関係上、もう1人くらいしか獲得できない。そのため、先発陣の戦力アップは新人投手たちが担うことになりそうだ。
ドラフト1位の右腕・馬場(仙台大)や2位の左腕・
高橋遥人(亜大)、そして社会人での実績十分な5位の右腕の
谷川昌希(九州三菱自動車)などが開幕先発ローテに1人でも多く入ってくると、先発陣も競争が激しくなり、一層強固でリーグNo.1の投手陣が出来上がることになる。
[2018予想ピッチングスタッフ] <先発> メッセンジャー(37歳)
秋山拓巳(27歳)
藤浪晋太郎(24歳)
△
岩貞祐太(27歳)
小野泰己(24歳)
△
能見篤史(39歳)
馬場皐輔(新人/23歳)
<中継ぎ> 桑原謙太朗(33歳)
△
岩崎優(27歳)
マテオ(34歳)
藤川球児(38歳)
△
高橋聡文(35歳)
石崎剛(28歳)
竹安大知(24歳)
<抑え> ドリス(30歳)
※△は左投げ [主な引退・退団、契約未確定選手] 安藤優也投手(引退)
新井良太内野手(引退)
狩野恵輔外野手(引退)
高宮和也投手(戦力外。現役続行希望)
柳瀬明宏投手(戦力外)
田面巧二郎投手(戦力外。現役続行希望)
[新人以外の主な新加入決定選手] 呂彦青投手(国立台湾体育運動大)