7月13日に都市対抗野球大会が東京ドームで開幕したが、社会人ドラフト候補の“宝庫”だ。今すぐにでも一軍で起用したい即戦力が顔をそろえる。所属チーム(会社)のために投げる大卒2年目右腕を取り上げる。 取材・文=上原伸一 写真=桜井ひとし 社会人2年目は先発を任され、都市対抗出場に貢献した。1964年以来の優勝へフル回転する覚悟である
ストライク先行が好調の要因
無念のドラフト指名漏れから2年。日本通運で2年目を過ごす
生田目翼は、充実感にあふれている。表情はとても明るく、声には張りがある。そこには、右肩痛の不安を抱えていた流通経大4年時の姿はない。背番号「17」の背中も大きく映る。
昨年の都市対抗で救援として公式戦デビューをした生田目は今年、好調を維持している。今季初登板となったJABA東京スポニチ大会のパナソニック戦では、2番手として投げ、6回を1安打無失点。続く4月のJABA岡山大会では初戦の先発を任され、シティライト岡山を7回4安打無失点に。準決勝の三菱重工
広島戦でも5回1失点と先発の役割を果たし、準優勝に貢献した。
圧巻は都市対抗・南関東二次予選だ。大事な新日鐵住金かずさマジックとの初戦の先発を担った生田目は・・・
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