今季のソフトバンクの右翼は23歳の上林誠知が務め、大きな成長を見せた。日本シリーズでは体調を崩しながらも、2連覇に貢献。そこには昨年の屈辱から学んだ精神的な成長があった。 文=菅原梨恵 
体調不良もありながら、第3戦以降は気持ちをうまく切り替え、レギュラーとしての役割を果たした
優勝の祝福に対して「何もしてないです」と苦笑いを見せたが、今年の日本シリーズは確かな手応えを感じたはずだ。今季143試合にフル出場し、打撃主要部門でキャリアハイを更新。CSでもファイナルステージで、ポストシーズン同一シリーズ最多タイ10打点を挙げ、いい状態でシリーズを迎えた。だが第1戦、4三振を含むまさかの6打数無安打に終わる。
「実は体調が悪くて……」と上林。
心配された翌日の第2戦は・・・
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