歴代3位、球団史上最多の792得点を生み出した西武打線。今季は10年ぶりの優勝を果たしたが、その要因は高い攻撃力にあった。相手を恐怖のどん底に突き落とした打線の真実に、セイバーメトリクスで迫る。 データ分析・文=DELTA 写真=BBM 
1 秋山翔吾 143試合、195安打、24本塁打、82打点、15盗塁、打率.323
打撃と走塁から探る西武打線の得点力
2位の
ソフトバンクに6.5ゲーム差をつける完勝とも言える内容で10年ぶりのパ・リーグ制覇を成し遂げた西武。日本シリーズ出場こそ逃したが、その豪打でライバルを蹴散らすダイナミックな戦いは非常に印象的だった。アドバンテージとなったのは当然ながら得点力である。
平均得点は5.54点。得点の入り方は用いられるボールの反発力や球場のサイズなどの外的環境の影響を強く受けるため年度間の比較には注意を要するが、平均得点が5.5点以上を記録したのは2リーグ分立以降12チームのみと限られている。用いるボールの規格が統一された2011年以降では最高値であり・・・
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