ここでは12球団のドラフト戦略を検証していこう。今後もドラフト本番まで同様の企画をするつもりなので、今回は2018ドラフトの検証にウエートを置いた。ただ、ヤクルト・村上宗隆の例を挙げるまでもなく、ドラフトの成否は1年で分かるものではない。あくまで彼らの「現在地」とチームの補強傾向を探るためのものである。 ※記録は9月8日現在 7位指名の中川圭太が交流戦首位打者と活躍。良い意味で期待を裏切った
すでに5人が一軍出場。
頓宮裕真が五番・三塁で開幕スタメンを手にするなど、若返りを図るチームは新人に好機を与えている。中でも7位と下位指名の中川圭太が奮闘。4月に一軍昇格すると巧打で存在感を示し、スタメン起用を勝ち取って交流戦で打率.386を記録して首位打者に。後半戦はベンチスタートも増えたが、一時は
ロメロ、
マレーロの不振&低迷をカバーする働きを見せた。投手では3位指名の
荒西祐大が先発ローテに入り、故障者続出の先発陣を支えている。6位の
左澤優は一軍定着とはならずも、5月に一軍デビュー。左のワンポイント起用へ“制球力”という課題を得るなど、大卒&社会人出は着実に戦力となりつつある。
一方で
太田椋、
宜保翔の高卒組と、高卒社会人出身の22歳の左腕・
富山凌雅は“育成”を・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン