ここでは12球団のドラフト戦略を検証していこう。今後もドラフト本番まで同様の企画をするつもりなので、今回は2018ドラフトの検証にウエートを置いた。ただ、ヤクルト・村上宗隆の例を挙げるまでもなく、ドラフトの成否は1年で分かるものではない。あくまで彼らの「現在地」とチームの補強傾向を探るためのものである。 ※記録は9月8日現在 
多くスタメンで出場している小園海斗。高卒新人としては十分な働きだ
田中広輔のまさかの不振という要素はあったにせよ、ドラフト1位の小園海斗が後半戦は一軍で多く先発出場し、ある程度の成績も残している。まだレギュラー完全定着とはいかないが、来季以降の定位置獲得に向け、着々と経験を積んでいるところだ。昨秋ドラフト時の「高校BIG3」の中で、小園が一歩先んじている現状を見れば、その選択は正しかったと言えるだろう。
ただ、大卒で即戦力と期待された選手については、2位の
島内颯太郎は長く一軍を経験したがほぼビハインドの展開での登板で、一軍戦力として確固たる地位を築くには至らず。6位の
正隨優弥はキャンプでは一軍帯同だったが、いまだ一軍出場なしと、期待通りとはいかなかった。
小園以外の高卒指名選手は、ファームで若干苦戦中と・・・
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