
第4戦の4回、菅野智之からシリーズ第3号の先制3ランを放った
失投は逃さない。3連勝で日本一に王手をかけて迎えた日本シリーズ第4戦、4回一死一、三塁のチャンスで打席に向かった
グラシアルは、
巨人・菅野智之に2球で追い込まれた。しかし、そこから際どいコースを見極めて迎えた7球目。外角ストライクゾーンに来た134キロのスライダーをとらえると、打球は左中間スタンドへ。「絶対にランナーをかえそうと思って打ちにいった」。その後、巨人が追い上げを見せるも一歩及ばず。結果的に、この3点が大きかった。
CSファーストステージ第2戦から10連勝で3年連続の日本一を決めた。日替わりヒーローが現れる中で、コンスタントに打ち続けたのがグラシアルだった。レギュラーシーズンも開幕直後に左ワキ腹痛、夏場にはキューバ代表として国際大会出場のため戦列を離れながら、103試合に出場して打率.319、119安打、28本塁打、68打点。規定打席未到達ながら長打率.595はチームだけでなく、リーグでもトップクラスの数字だった。
勢いそのままにポストシーズンは全11試合で安打を放ち6本塁打。日本シリーズでは・・・
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