今年の日本シリーズは、松田宣浩にとってはリベンジの舞台だった。約1年前、打撃不振を理由にCSファイナルステージからベンチスタートを余儀なくされる試合も。オフシーズンのインタビューで「打てなくて代えられたのは、ルーキー時代に二軍落ちしたときくらいの悔しさ」と当時の心境を吐露した。

　悔しさはバットで晴らすしかない。今シリーズは第1戦からスタメンに名を連ねると、4点を奪った7回に先頭打者で左翼への二塁打を放ち攻撃の口火を切る。そして、第2戦は・・・