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我が愛しのスタジアム

楽天生命パーク宮城 発展止めぬ東北が世界に誇るボールパーク

 

例年なら開幕から2カ月が過ぎ、熱戦が展開されているはずだったが、新型コロナウイルスがわれわれから球音をも奪ってしまった。それでも日本プロ野球の開幕は、まもなくだ。当面は無観客試合が続く予定だが、いよいよ2020年シーズンが始まる。野球が恋しい、早く野球場に行きたい、そんな読者に贈る「球場物語」。


 国内では類を見ない、「親子で一日中過ごせる」魅惑のボールパークだ。そのきっかけは2016年の“30億円大改修”にある。内外野は天然芝(ケンタッキーブルーグラス、3品種5種類の混合寒地芝)に生まれ変わった。スコアボードはLED化され、2台のスクリーンを連動させた迫力ある映像が楽しめるようになった。外野フェンスも改修され、通常の高さは2.5メートルだが、左中間席部分は1.65メートルで選手たちの身長よりも低くなっている。これにより、本塁打をめぐる攻防がよりスリリングになった。客席もグラウンドレベルで、選手と同目線の臨場感が味わえる。

 そして周辺施設も充実の一途をたどる。16年には・・・

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