あくまで立場は「助っ人」。活躍できず、居場所がなくなればお払い箱になるのが常だ。それでも、日本での“実績”は新たに契約する球団にとって大きな信頼となる。ここでは移籍を機に輝きを増した3選手にスポットを当てていく。 巨人・Z.ウィーラー 愛され続けるハクション大魔王
楽天→巨人 NPB在籍6年 
写真=小山真司
楽天でそうであったように、Z.
ウィーラーの愛されキャラは変わらない。「ウチにはいないタイプ」は、
原辰徳監督が新戦力を評するときに用いる常套句なのだが、何に対しても全力で、明るくて愛嬌抜群のキャラクター(しかもハクション大魔王似)は、確かに巨人にはなかったものだ。
6月25日、外国人枠の関係で開幕一軍から漏れたところに目を付けた巨人サイドが楽天に獲得を打診。
池田駿とのトレードが成立したのだが、加入直後から即一軍に合流し、相手先発の左右に関わらず三〜七番(四番を除く)の幅広い打順で起用されている。8月6日時点で規定打席には及ばないが、打率.292、4本塁打、10打点は十分な働き。楽天時代に守ることが多かった一、三塁だけではなく、左翼に加えて二塁にも就くなど起用に全力で応えている。
それまでチームには一軍戦力となる助っ人野手はG.
パーラのみ・・・
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