7月21日の四番抜てき以降、打率が上昇。相手の警戒が増す中で結果を残している。ただ、昨季ファームで本塁打&打点の2冠を獲得しているだけに、5本塁打はやや物足りないのも正直なところ。打率や打点だけでなく、今後は一発が多く飛び出す可能性はあるのか。さらなる成長が期待される男をデータで分析し、可能性を探る。 ※数字はすべて9月14日時点 着実に苦手を克服高めを仕留めて
数字が成長を表している。昨季はファームで腕を磨いていたため、データの比較ができないが、プロ1年目と今季のコース別打率【データ1】を見て分かるのは、高めのボールをしっかりとらえていること。今季、9月14日までに放った52安打のうち、半分以上の33安打が真ん中より高めのボール。浮いた球を逃していないのは、確かな成長の跡と言えるだろう。

※投手からの視点
とはいえ、抜群に率が高いわけではない。それでも、今季の7月21日に四番に定着して以降のコース別打率に限ってみれば、高めボールに対しての率が向上。チャンスに多く回ってくる“四番”だけに、相手バッテリーからのマークが厳しくなる中で、甘いボールを逃していない。それが四番定着後48試合での32打点という勝負強さを呼んでいる。
結果、・・・
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