ここからは、今秋のドラフト会議で1位指名を受けた期待の逸材たちのプロ入り直前、リアルな思いも含めた“今”を聞いていこう。まずは、世代最速157キロ右腕から。12球団屈指の育成力を誇るソフトバンクの中で、どんな成長曲線を描いていくのだろうか。 取材・構成=菅原梨恵 写真=矢野寿明、BBM 
事前に指名を公表していたソフトバンクに決まり、早速キャップをかぶってポーズを決める
プロを意識して、新たに
最速150キロ超えに、ドラフト1位指名と、風間球打は自らに課した高い目標も見事にクリアしてきた。ソフトバンクはそんな頼もしい右腕を、将来のエース候補として迎え入れる。選手層の厚いチームゆえ、一軍マウンドへの道のりは決して平坦なものではないが、しっかりと先を見据えてインタビューに応じる姿には、何か起こしてくれそうな予感を感じずにはいられない。彼は“有言実行の男”なのだから――。 ──ドラフト会議から1カ月が経ちました。今の心境はいかがですか。
風間 実感はあまりないんですが、それでもプロ野球選手になるという自覚を持って、しっかり準備していきたいと思っています。
──ドラフト会議前とあとで何か変化したことはありましたか。
風間 ドラフト前はやっぱりちょっと不安で。でも、指名を受けて、終わったあとは(プロ入りが)決まったことがうれしかった。生活も変わるのかなとか思っていたんですけど、思ったよりも普段どおりでした(笑)。
──年明けの新人合同自主トレまで、あと1カ月半ほどです。プロ生活のスタートに向けて取り組んでいることがあれば教えてください。
風間 ケガをしないような体をつくるために走ったり、筋力トレーニングなどを行っています。スタートで遅れないように、出だしが肝心だと思うので。
──ピッチングは? ブルペンで投げたりもしていますか。
風間 ブルペンに入ったりもしていないので本格的なピッチングはあまりやってはいないんですけど、キャッチボールは。感覚を忘れないように、指先とか気にしながらやっています。
──新しく取り組んでいることもありますか。
風間 変化球、かな。球種を増やそうと思っていて、新しい変化球にチャレンジしています。まだ実戦では投げていないんですけど。
──具体的には?
風間 ツーシームとカットボールを練習しています。始めたのは・・・
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