今季のMLBは、何と言ってもリアル二刀流・大谷翔平の大活躍の話題がすべてだった。11のタイトルや賞を獲得し、満票でのア・リーグMVPと総なめ状態。しかし、ワールドチャンピオンには届かなかった。その大谷も含めて日本人メジャーは2022年、世界一を目指して戦っていく。(展望は日本人メジャー・リーガー所属地区のみ、現地時間12月12日時点) 文=樋口浩一 写真=Getty Images 
26年ぶりの世界一に輝いたブレーブスナイン。22年では日本人メジャーから世界一の座をつかむ選手は出てくるだろうか
【ア・リーグ東地区編】澤村が契約最終年 存在感を示したい
澤村拓一(レッドソックス) 
契約2年目の澤村は強気の投球で信頼されるポジションをもう一度つかみたい
澤村拓一が加入した21年のレッドソックスは3年ぶりでプレーオフに進出した。今オフは先発左腕の
ロドリゲスがFAでタイガースへ。
ヒル、パクストン、ワカらの投手陣を補強したが、さらなる補強が必要だ。澤村は契約最終年。存在感を示さなければならない。
目下、地区2連覇中のレイズは主力選手が残り、来季も地区優勝争いの中心になりそう。5年連続でプレーオフに出場している
ヤンキースは右腕のクルーバー、左腕のヒーニー、一塁手のリゾがFAになった。それでも戦力は充実し地区優勝候補の一角だ。
ブルージェイズは本塁打王に輝いた
ゲレーロ・ジュニアら有望な若手が目白押し。レイ、マーツ両投手と二塁手のセミエンがFAで移籍した穴を埋められるか。5年連続で勝率5割を切っているオリオールズは来季も苦しそうだ。
【ア・リーグ中地区編】ホワイトソックスが本命 マエケンの復帰は微妙
21年に13年ぶりで地区優勝したホワイトソックスが22年も本命だ。ジオリート、
シース、
カイケル、リンらの先発投手陣、
アブレイユ、グランダル、ロバートらの野手陣ともそのまま残るのが強みだ。インディアンスから改名するガーディアンズはビーバー、シベイル、プリーサク、マッケンジーら20歳代の若い先発投手陣が健在だ。
地区2連覇から21年は最下位に沈んだツインズ。
前田健太が・・・
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