年が明ければ、2022年のドラフト戦線が本格化する。NPB関係者は各アマチュアの現場へ新年のあいさつ回りが例年の流れだが、コロナ禍により控える球団もあるかもしれない。対象選手にとっては勝負の年だ。 ※学年表記は22年4月からの新学年 
日体大・矢澤は投げては最速150キロ。野手としては攻守走の三拍子がそろう。登板時も打席に立つリアル二刀流として、最終学年もフル回転する[写真=田中慎一郎、川口洋邦]
あらためて「リアル二刀流」をアピールしたのが、日体大・
矢澤宏太(4年・藤嶺藤沢高)だ。12月3日から3日間、坊っちゃんスタジアムで開催された大学日本代表候補合宿で存在感を示した。初日の体力測定(50メートル走)で参加44人中トップの5秒80をマークし、潜在能力の高さを見せる。紅白戦でも外野手として出場して動きの良さを見せると、マウンドでは最速147キロを計測した。最速150キロ左腕はスライダーのキレ味が抜群。首都大学リーグ戦においては、先発する1回戦では打席に立つ。そして、2回戦は外野手やDHでスタメンに名を連ねる「リアル二刀流」だ。矢澤は「どちらもやっているからではなく、投手として、野手として、別々に見たときにも、1位評価をしてもらえるように頑張っていきたい」と目を輝かせている。
大学生は野手に逸材が集まる。東京六大学で現役最多10本塁打の・・・
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