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ドラフト2位の俊英たち “ドライチ”に負けない!

【中日2位】村松開人(明大/内野手) プロでより磨きをかける必要不可欠な『人間力野球』「プロに入ることだけではなく、プロに入ってしっかりと結果を残すことが目標」

 

ドラフトは1位がすべてではない。2位にも俊英がひそんでいる。ここからは「“ドライチ”に負けない!」と意気込むドラフト2位指名の選手を紹介していく。
取材・文=市沢弘子 写真=BBM

ミート力に自信を持つ打撃が中日首脳陣からも絶賛された村松


 明大の主将で俊足巧打の内野手、村松開人が中日の2位指名を受けた。二遊間の強化を掲げた中日はドラフト会議直前、立浪和義監督が新たに打撃コーチに就任する和田一浩氏を伴い視察に訪れ、村松の守備力のみならず打撃力も絶賛していた。

 指名を受けた村松は「率直に今うれしい気持ちでいっぱいなのと、正直安堵している部分も大きい」と語った。“安堵”したのは「今回で13年目となる明大の連続指名を自分の代で途切れさせるわけにはいかない」との思いからだろう。会見では記者からの「指名の瞬間、目元が潤んでいたように見えたが」の問いかけにとぼけてみせたが、確かにそう見えた。

 大学では2年春季リーグで開幕スタメンの座をつかみ、3年春から主力に定着、ベストナインも受賞。しかし今年2月に右ヒザ半月板を手術、春季リーグは代打で3試合出場のみにとどまる。試合に出られない間も常に仲間を鼓舞、精神的支柱としてチームをリーグ優勝へとけん引した。

「勝つためにはどうすればいいのか」

「チームにとって最善のこととは」

 昨年ヤクルトに2位指名された前主将・丸山和郁からキャプテンシーを受け継ぎ、この1年、主将としてチームのために取り組んできた。静岡高時代も副将として栗林俊輔前監督から「私生活など野球以外の多くのことも教えていただいた」と振り返る。村松にとって野球とは技術の向上だけでなく、人間性を向上させるためにも必要不可欠なものなのだ。

 そんな村松にとって明大の6年先輩で主将経験者でもある柳裕也が中日にいるということは、とても大きな意味を持つ。「柳さんの人間性は、どなたに聞いても素晴らしい。これまでも柳さんをお手本にしてきた。入団したらプロの世界での立ち居振る舞いや身のこなしなど、聞いてみたいことがたくさんある」と語る。

 こんな話を聞いた。ある球児がジムにいた村松に「明治の村松さんですか?」と声をかけた。するといたく喜んで、初対面の高校生にいろいろな話をしてくれたそうだ。その球児は今春、駿河台で行われたリーグ戦優勝パレードも見学、するとその姿を見つけた村松が優勝カップを大きく掲げて合図してくれたという。

 野球という競技を通して人とのかかわり合いを大切にし、これからも貪欲に野球に取り組んでいく。もちろん自信のある脚力、卓越したミート力、そして選球眼の良さを生かし、ゆくゆくは盗塁王、最多安打、首位打者も狙っていきたい。「プロに入ることだけではなく、プロに入ってしっかりと結果を残すことが目標」。そうはっきりと語る。

 少年時代は「夢」、高校では「目標」、そして大学に入り、より現実的な未来図となった「プロ野球選手」。夢が叶い、ここからさらに明大で学んだ「人間力野球」に磨きをかけていく。

PROFILE
むらまつ・かいと●2001年1月6日生まれ。静岡県出身。171cm80kg。右投左打。牧之原小2年時から軟式野球を始め、牧之原中では島田ボーイズに所属。静岡高では1年秋からベンチ入りし、2年春、3年春のセンバツに一番・遊撃手で出場。甲子園4試合で通算打率.357。明大では1年春からベンチ入り、3年春にレギュラーに定着してベストナインを獲得。4年時から主将を務め、今秋リーグで右ヒザ手術から復活。俊足巧打のリードオフマンで二塁守備も安定感がある。東京六大学リーグ通算48試合、打率.335、1本塁打、22打点(10月17日時点)。
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