OBの野球解説者・藪恵壹氏に、阪神の強さの象徴でもある投手陣について展望してもらった。何かスキがあるのだろうか。それとも……。 取材・構成=椎屋博幸 写真=宮原和也、佐藤博之 【序章】
投手陣については、先発もリリーフも昨年以上の戦力があります。キャンプ2度の紅白戦(2月11、12日)で
秋山拓巳投手が打たれましたが、1回でも失敗してしまうと、一軍入りの可能性が低くなるという、すごい状況になっています。それだけ層が厚いです。
今年は昨年の2.66を上回るチーム防御率を狙ってほしいですね。私が阪神一軍投手コーチを務めていた2012年に2.65という成績を出しました。これが最近では一番いい数字ですが、そこを超えてほしいと思います。安藤(
安藤優也)投手コーチにも伝えましたので、ぜひ2.64を目指してほしいですし、それが可能な戦力になっていると思います。
【先発投手】ローテは7枚以上はいる
村上頌樹投手、
伊藤将司投手はブルペンを見る限り、今年もやってくれそうです。ガングリオンの手術をした
大竹耕太郎投手も、開幕までに間に合わせればいいので、まったく問題ないでしょうし、
才木浩人投手も順調な調整をしているように見受けられます。
昨年思うような成績を挙げられなかった
青柳晃洋投手がどれだけ巻き返せるか。
西勇輝投手も開幕までに調整してくるでしょう。ここまでで、すでに6枚が決まってしまっています。ですが
岡田彰布監督はここに・・・
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