38年ぶりに日本一となった阪神の勢いを止めるのは!? 2年連続最下位に沈んだ中日が積極的な補強を行うなど、今季は昨季以上に各チームの戦力が拮抗している。どこが出てきてもおかしくない以上、1試合も気が抜けない! ※情報は3月16日現在 
期待のドライチルーキー・度会が打線のけん引役となれるか
<逆襲のシナリオ>新戦力と復帰戦力が上積みに
昨年は全143試合で四番に座った
牧秀悟が打点王と最多安打の2冠。主に五番を務めた
宮崎敏郎が自身2度目の首位打者に輝くなど12球団屈指のクリーンアップを形成していた。今季は
ネフタリ・ソトが退団したが打撃面で大きな戦力ダウンは見られない。逆に、完全復活を期すために春季キャンプからバットを精力的に振り込んできた
タイラー・オースティン、成長著しい
梶原昂希など長打力の上積みは大きいと言える。
新戦力たちも頼もしい。3球団競合で
三浦大輔監督がクジを引き当てたドラフト1位ルーキーの
度会隆輝は春季キャンプの練習試合から快打を連発。オープン戦では一番・右翼に定着し13試合連続安打など斬り込み隊長としての役割を十二分に果たしている。また、ドラフト4位の
石上泰輝は、守備、走塁面での評価が高い選手だったが、確実性の高い打撃に加え逆方向に長打を放つパンチ力もある。ドラフト6位の
井上絢登も積極的な打撃、走塁で開幕一軍へとアピールを続けている。
昨季の打線での最大の改善点は、走塁面にあった。盗塁はリーグ最少の33かつ、成功率も55.9%とワーストだった。今季からは
石井琢朗チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチが直接ベースの近くから見ることで技術と成功率の底上げを図っている。なお走塁面でも、前に挙げたルーキー3人はオープン戦で盗塁を決めており、2年目の
林琢真や
関根大気らとともに打線変革の中心となっていきそうだ。
長打力が落ちることなく・・・
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