38年ぶりに日本一となった阪神の勢いを止めるのは!? 2年連続最下位に沈んだ中日が積極的な補強を行うなど、今季は昨季以上に各チームの戦力が拮抗している。どこが出てきてもおかしくない以上、1試合も気が抜けない! ※情報は3月16日現在 
オープン戦ながら1試合2本塁打を記録した田村の打撃力に期待がふくらむ
<逆襲のシナリオ>チャンスはまだまだ、大いにある!
オープン戦の戦いを見る限りでは、やはり
西川龍馬が抜けたことによる攻撃力の低下は否めない。“ポスト西川”の有力候補の一人だった
末包昇大がケガで開幕不在とあって、一発長打というところではレイノルズ、シャイナーの新助っ人たちに希望を託したいが、日本の野球に対応し切れず、本領発揮はまだまだ。末包の復帰とどちらが早いかは分からないが、3選手がそろってその打棒を開花させられれば、頼もしいことこの上ない。
3月16日現在、西川に代わって外野の一角を担う存在になりそうなのが、
田村俊介だ。14日の
日本ハムとのオープン戦(エスコンF)では2打席連続本塁打を記録。今春は侍ジャパンにも抜てきされ、
新井貴浩監督も「バッティングは若い選手の中では抜けている。打席の中での対応力・修正力は目を見張るものがある」と高評価。シーズンに入ってからも状態良く、自分のスイングを続けていってほしいところだ。
とはいえ、田村一人に西川の穴を埋めろというのは酷な話。やはり、ここは「家族」一丸、総力戦がモノを言う。打ってつなぐだけにとどまらず、相手バッテリーの裏をかくようなさまざまな攻撃バリエーションを展開して得点を重ねていくのが理想だろう。昨季、リーグ2位のチーム78盗塁を記録するなど足を絡めた攻撃も、その一つと言える。失敗を恐れず次の塁を狙う「積極性」を見せていけば、その試合だけでなく、シーズンを通じたところでも、流れを変えられるかもしれない。機動力野球の完全復活が待たれる。
指揮官はオフシーズンから・・・
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