いよいよ2026年3月に開幕を迎える第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。侍ジャパンは日本代表史上最強と目されるメンバーで、2度目となる大会連覇に挑むことになる。果たして世界の舞台でどんな戦いを見せてくれるのか。勝負の年を迎える指揮官の胸の内に迫る。 取材・構成=杉浦多夢 写真=桜井ひとし、BBM
※情報は12月21日時点 世界最高峰の参戦
井端弘和監督率いる侍ジャパンが挑むWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での連覇に向けて、日本人メジャー・リーガーの出場は必要不可欠な要素だ。ドジャース・大谷翔平の出場表明は、最初にして最大の関門のクリアだと言える。投手力という日本伝統のストロングポイントに変わりはないが、前回大会に続いて世界最高峰の選手が触媒となって生み出されるだろう化学反応には、指揮官も期待を隠さない。 ──2026年に向けての抱負として漢字一文字「新」を掲げられました。
井端 2025年も同じ字を使わせていただいたんですけど、新たにまた世界一に向けてという気持ちでこの字にさせていただきました。前回のWBCで優勝していますが、24年はプレミア12の決勝で敗れてしまった。また新たな気持ちで、もう一度、世界一になるという思いを込めています。
──12月上旬にはアメリカ・フロリダ州でWBCの監督会議に出席しました。現場の空気を感じたことで気持ちに変化はありますか。
井端 ユニフォームではなかったですからね。みんな穏やかというか、まだ戦闘モードには入っていない。どの国もまだメンバーが決まっていない段階でしたし、いろいろな監督と話をしたわけでもないですから。まだまだ、これからだなという雰囲気でしたね。
──やはりスイッチが入るのは26年2月の宮崎での事前合宿で、ユニフォームに袖を通してからですね。
井端 選手がそろってからスイッチが入るでしょうね。メジャー組も合流して、30人がそろってから「さあ!」という気持ちになれたらいいかなと思います。
──投手15人、捕手3人、野手12人という構想を明かしていますが、WBC本番における侍ジャパンのスタイルについてはどうイメージしていますか。
井端 結局は投手中心だと思います。過去の日本もそうでしたし、日本のスタイルは変わらない。優秀なピッチングスタッフがいるというところが一番の強みです。伝統的なストロングポイントというのは変わらない。ボールが速いだけではなく、コントロールも含めていいピッチャーがたくさんいますから。
──投手としての出場可否はともかく、ドジャースの大谷翔平選手が参戦を表明したことは大きかったと思います。
井端 来てもらえるのは非常にありがたいなと思いますし、プレーでチームを引っ張っていってもらえるのが理想ですね。当然、世界最高峰の選手なので、ほかのメンバーとの相乗効果というものを望んでいますし、何も言わなくても、誰もが「あとに続こう」という気になると思いますから。どこから合流するかというのは、これから詰めていくことになります。
──大谷選手とはSNSでの表明の前に電話で話をしたそうですね。
井端 朝ですね。朝食をとって、特に何もしていなかったんですけど・・・
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