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チーム再建を託されるロッテ新監督に井口資仁が就任

 

現役時代から引き続き「6」を背にマリーンズ再建を誓う


 10月12日、井口資仁ロッテの新監督就任が球団から正式に発表された。同14日には千葉市内のホテルで就任会見が行われ、「(引退試合が行われた)9月24日からまたすぐにユニフォームを着られるということで、球団には感謝しています」と思いを口にした。背番号は現役時代と同じ「6」となる。

 今季、チームは開幕から低迷を続け、球団ワースト記録の85敗を更新する86敗。シーズン半ばの8月13日に伊東勤前監督が今季限りで退くことを表明していた。球団は8月下旬、すでに引退を表明し、将来は指導者を志していた井口監督へ就任をオファー。山室晋也球団社長は「誰よりもチームの状況を理解しているし、若手の信頼も厚い。何よりホークス、メジャー、マリーンズでチャンピオンになるなど勝ち方を知っている」と理由を明かした。

 井口監督は「9年間、このチームを優勝させたい、このメンバーで優勝したいという思い」が監督就任を引き受けた決め手だと話す。同時に「チームをどう立て直していくかワクワクしている。選手たちをどう変えていけるか」と、変化が必要であることも認識している。

「今季も日替わりオーダーだったように、野手陣はセンターラインも固まっていない。投手陣も先発・中継ぎ・抑えをしっかり確立したい」と、まずはチームに軸を通すことを真っ先に課題として挙げた。そのためには「チーム内の競争をもっと激しくしていかないといけない」。春季キャンプでは一、二軍の枠を撤廃し、練習スタイルも大きく変えて競争を促していくことを構想している。

 ホワイトソックス時代の指揮官であるオジー・ギーエンを理想の監督像として挙げながら、「しっかり選手たちとコミュニケーションを取りたい。監督と選手の距離を自分から詰めていきたい」と話す。メジャー経験者が監督になるのは球界でも初だが、「メジャーがすべてではない。日本と両方のいいところを自分の色として出していければ」と、自らの豊富な経験を最大限に生かしていくつもりだ。また、「攻撃野球」を掲げ、「走れる選手は多い。機動力を使った野球でもっと選手たちの持ち味が出せる」と自らの野球観を語った。

 チームスタッフについては「要望は球団に伝えてあるが、これからの部分がある」という段階で、補強についても「考えはあるがこれからベストの状態にもっていきたい」と、具体的な動きはまだこれからのようだ。それでも「引退セレモニーでも言ったように、マリンスタジアムのポールにチャンピオンフラッグを掲げられるように」と、あらためて決意を口にした。42歳の若き指揮官が、チーム改革に挑んでいく。
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