セ・パともに短期決戦の醍醐味が凝縮されていた今季のCSファイナルステージ。それぞれの担当が見た、知られざる舞台裏を紹介する。 取材・文=吉見淳司、写真=小山真司 ※原稿は10月22日現在 
21日13時ごろのマツダ広島。ブルーシート上の水たまりをスラィリーがうらめしげ(?)に見つめる
“恵みの雨”がまさかの仇に
広島担当となり2年目の筆者。担当1年目の昨季にチーム25年ぶりのリーグ優勝を経験し、さらに今季は37年ぶりの連覇と、歴代の担当がうらやむ瞬間に立ち会うことができた。
週刊ベースボールの表紙はたびたび赤く染まり、さらに優勝記念号などの増刊も多数。大忙しだが編集者としては、このうれしい状況に「持っている」と自負を深めていたのだが……、それを吹き飛ばされる事態が待ち受けていたのである。
10月18日、
DeNAとのCSファイナルステージが開幕した。1日にペナントレースを終えていた広島にとっては2週間以上ぶりとなる公式戦の舞台。久しぶりに真っ赤に染まったマツダ広島は、CS突破を願うファンの熱気にあふれていた。
雨天の中の試合はゼロ行進が続いたが・・・
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