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2019最強のラインアップは?

DeNA 強力打線のはずが打線として機能せず/2019序盤戦12球団打線診断

 

6月4日に交流戦へ突入。2019年シーズンはホームラン数が増加し、セ・パともにやや打高傾向にある。とはいえ打線の特徴は12球団それぞれ。ここではラインアップをチェックしながら、序盤戦の攻撃陣を診断・分析しつつ、交流戦を含む中盤戦に向けた課題に触れる。
記録は6月2日時点

不振を脱し、本来の打撃を取り戻した宮崎。今季は主に二番に座る


編集部診断D 強打か小技かカギとなるのは二番


■19年度型打線の特徴
◎ 長打のスラッガーがずらりと並ぶ
× つながりのない打線、得点力不足

■序盤戦チーム戦績(カッコ内はリーグ順位)
試合 52
打率 .245(5位)
安打 423(6位)
本塁打 58(3位)
得点 204(5位)
盗塁 16(6位)
犠打 34(5位)
四球 159(5位)
死球 9(6位)
長打率 .394(3位)
出塁率 .311(6位)

 開幕前は「リーグトップの破壊力」と期待された打線であったが、蓋を開けてみれば、あいかわらずの得点力のなさで“貧打”にあえいでいる。開幕直後、深刻なスランプに陥ったのが主軸の一人、宮崎敏郎だった。4月は打率.176とヒットが出ずに、チームも4月中旬から10連敗を喫してしまった。宮崎は5月に入り打率.367と持ち直したが、主軸一人の調子の善し悪しが、そのままチームの得点力に直結するようでは打線とは言えない。

 筒香嘉智、ロペス、ソトにも同じことが言え、彼らのホームランをただ待つだけの攻撃には、限界がある。昨年、同様の課題を抱えながら、目立った補強のないままシーズンを迎えたつけが回ってきているようだ。Bクラスから巻き返しを図るには、得点力アップが必須条件。残りの交流戦、レギュラーシーズン再開に向けて、打線の組み換えも必要だろう。

 ここ数年「八番・投手」のラインアップを組んできたラミレス監督だが、今年は投手を九番に置く。そんな打線に新たな風を吹き込んでいるのが、神里和毅だ。開幕こそスタメン出場を逃したが、不振の桑原将志に代わり、一番に定着。打率3割をキープしながら、リードオフマンの役割をこなしている。

 二番には右方向への強い当たりが期待できる宮崎敏郎が座る。神里が出塁して、次の宮崎で無死一塁から、無死一、三塁へと一気にチャンスを広げてクリーンアップにつなげるのが狙いだ。小技を使える石川雄洋柴田竜拓を二番に入れて、宮崎をクリーンアップに置くオプションもある。その場合、なかなか調子が上がってこないソトをプレッシャーの少ない六、七番で自由に打たせるのも手だ。しぶとい打撃を見せる伊藤光を二番に起用しても面白いかもしれない。

 交流戦では守備に不安があるソトをDHで起用。出場機会が増える佐野恵太中井大介らが打線に厚みをもたらしていきたい。

■序盤戦BEST GAME 本塁打に頼らない得点
 3本塁打で試合の主導権を握り、先発の濱口遥大が完封したヤクルト戦(7対0)。5回表、先頭の神里和毅が安打で出塁すると、すかさず盗塁。続く宮崎敏郎の二ゴロ・進塁打で走者は三塁へ。続くソトが三遊間をしぶとく破り、貴重な1点を追加した。長打に頼ることなく、機動力と自己犠牲、粘り強い打撃は、理想とする打線の姿だった。(5/19vsヤクルト@神宮)

序盤戦MVP!筒香嘉智 チーム打撃への転身



 春先はエンジンのかかりが遅い大砲ではあるが、今年は開幕からバットが振れている。月間打率では4月が.308、5月が.338と安定した数字を残している。その要因の一つに逆方向への意識があるように感じられる。特に得点圏での逆らわない打撃は、打撃2冠のタイトルを獲った2016年ごろの状態に近く、極端に右寄りに敷かれたシフトをあざ笑うかのようなレフト方向へのヒットで打点を稼ぐ。個人の成績よりもチームの勝利を優先する気持ちは、例年以上だ。

※投手からの視点


打順起用40パターン/52試合


序盤戦BESTオーダー
1 [中]△神里和毅
2 [三] 宮崎敏郎
3 [右] ソト
4 [左]△筒香嘉智
5 [一] ロペス
6 [捕] 伊藤光
7 [二]△柴田竜拓
8 [遊] 大和
9 [投] ――

交流戦オーダー(DH制)
1 [中]△神里和毅
2 [三] 宮崎敏郎
3 [指] ソト
4 [左]△筒香嘉智
5 [一] ロペス
6 [右]△佐野恵太
7 [捕] 伊藤光
8 [二]△柴田竜拓
9 [遊] 大和
△=左打ち
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