普段から仲のよい解説者3人のぶっちゃけトークが月イチ連載でいよいよスタート! タイトルの「昭和ドロップ!」は定岡正二さんの命名だ。昭和のオヤジたちがドンドン攻めながら話を掘り下げていくイメージという。第1回のテーマは「原巨人はなぜ強いのか」。巨人は3人の古巣でもある。 取材=井口英規 写真=小山真司[インタビュー]、BBM ちょっとクロマティ?
川口 今年の巨人の強さについてどう見ていますか。やっぱり原(
原辰徳)監督の采配のすごみですかね。
定岡 それはあまり言いたくないな……。いや、ウソです。どんどん話しますよ!(笑)
川口 開幕前の予想は。
定岡 もちろん巨人の優勝だよ。今年に関しては、主軸の菅野(
菅野智之)、坂本(
坂本勇人)、岡本(
岡本和真)らが頑張っているのは確かだけど、1つ言えるのは、原監督が去年から若手をうまく使っているでしょ。ファームから上げた選手を即起用したり、育成出身選手もうまく使っていた。それが今年はものすごく機能して、層が一段も二段も厚くなっている。だからぶっちぎりになっているんだろうね。
川口 原監督の采配には変化を感じますか。
定岡 昨年から復帰し、より大胆になった。いい意味でワンマンだよね、いい意味でね(笑)。
川口 では、巨人のおヒザ元、日テレで解説している篠塚さんはジャイアンツの強さをどう見てますか(笑)。
定岡 シノは奥が深いことを言うよ、きっと(笑)。
篠塚 ほかが弱いだけじゃないの(あっさり)。
定岡 そこか!(笑)
篠塚 投手陣にしても、最初はそこまで盤石じゃなかったけど、菅野が踏ん張っているうちに、先発もそろってきた。リリーフは高梨(
高梨雄平)の加入が大きかったね。
定岡 僕もそう思う。高梨と、あと
ウィーラーの
楽天からの途中移籍組が大きかった。ウィーラーは打つだけじゃなく、ベンチの雰囲気が彼の加入で変わったもん。あの陽気さは“ちょっと
クロマティ”だよね(笑)。
篠塚 本当のクロマティも(巨人の)アドバイザーでいますしね。
定岡 そうなんだよ! この間、東京ドームでレジェンド解説があったんで、試合前にマイクを持ってお客さんに説明していたら、どこからか「サダ〜!」って大きな声がする(笑)。見たら、巨人のベンチからクロマティが叫んでた。そのとき僕はマイクを持っていたんで、「お前はウィーラーか!」と言ったら、ベンチでずっこけてた(笑)。
川口 ウィーラーは明るさがいい。僕もコーチ時代に原監督に言われたことがあるんですよ。「カワ、やっぱりベンチは明るいほうがいいな。暗いとろくなことが起きねえよ」って。
定岡 高梨だけじゃなく、リリーフ陣は、ほかに・・・
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