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2020ドラフト指名選手クローズアップ 球界を席巻する妙技

ソフトバンク3位・牧原巧汰(日大藤沢高・捕手) 強打捕手 自覚みなぎる攻撃型司令塔

 

プロの世界へ飛び込み、今後、厳しい生存競争を勝ち抜くには、首脳陣の評価を得る必要がある。その出発点として、NPBスカウトの心をつかんだ高い技術。努力を重ね、積み上げた6人の個性を深掘りしていく。
取材・文=藤本泰祐 写真=BBM

ドラフト後は十分な距離を取った上で、チームメートと記念撮影。仲間たちの夢を背負ってプレーする


「キャッチャーをやりたい。キャッチャーとして、プロに行きたい」

 高校進学の際、そんな思いで捕手指導に定評のある山本秀明監督(社会人野球・三菱自動車川崎で捕手。元中日山本昌の実弟で、日本ハム黒羽根利規らを指導)の日大藤沢高の門をたたいた。その夢がかなうのはもう間違いない。しかも、「世代No.1捕手」として、だ。

 ソフトバンクの3位指名を受けた牧原巧汰である。全体で26番目、高卒捕手としてはもちろん、76人の全指名選手を含めても、捕手では最初に名前を呼ばれ、「こんなに(指名が)早いとは!」と笑顔を見せた。

 つまりは・・・

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