ウエスタンからは阪神の内野手、高卒2年目の高寺望夢が受賞。二軍公式戦では90試合に出場し、出塁率.346をマーク。打撃面で大きな成長を見せ、6月に念願の一軍昇格。計8試合に出場した。岡田彰布新監督の下、一軍のレギュラー争いに名乗りを挙げるべく、大きな飛躍を目指している。 取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM 
今年、一軍で初ヒットを放ち、CSでもスタメン出場と多くの経験を積んだ。来年は体力と技術を向上させ、一軍定着を狙う
「守備の足」を速くする
大事な試合に先発出場を果たした。それだけ期待も大きい。クライマックスシリーズファーストステージ。DeNAとの第2戦。七番・二塁でスタメン出場を果たす。高卒2年目、10代野手のCSスタメンは球団史上初。ヒットは打てなかったが、一軍の重要な試合を経験したことで、意識に大きな変化があった。 ――今年は目標であった一軍出場を果たしました。
高寺 シーズンの後半、大事な時期でしたが、雰囲気を実際に味わえたことは大きかったです。当然ですが何が足りないのか、ということがすごく明確になりました。
――一軍を経験して足りないと感じたところは何でしょうか。
高寺 走攻守すべて足りないな、と。その中でも、守備は一番、足りないと感じました。まったくダメだな、と。打撃に関しては打たされてしまうことばかりだなと。
――守備の足りない部分とは?
高寺 球際の部分での弱さ、一軍の選手はそこが強いなと感じました。それと二遊間は特に素早さが大事になってくるので、そのスピードが足りないな、と思いました。手さばき、足さばきがまだ遅いと感じました。
――球際を強くするためには、足さばきが大事なのでしょうか。
高寺 そこはシンプルに走る速さではなくて・・・
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