MLBで今オフ、一、二番の話題になったのが日本人選手だった。大谷翔平の去就で、オフは騒然となり、オリックスからポスティングシステムで海を渡る山本由伸は、二番人気。ともにドジャースを選択し、世界一を共闘でつかみにいく。それ以外の日本人メジャーも、世界一の座を目指していく。 文責=メジャーリーグ編集部 写真=Getty Images、BBM 情報は現地時間12月24日現在 ※順位は2023年度 POSはポスティングシステム ドジャース・大谷翔平、山本由伸 ヒリヒリする9月と世界一へ
大谷翔平 #17[ドジャース/投手兼DH]
【役割】二番・DH
世界一のプレーヤーと日本一の投手が共闘する。そのチームは11年連続でポストシーズン進出を果たしている西海岸の名門・ドジャースだ。ただこれだけの強豪でありながら世界一になったのは2020年の一度のみ。大谷翔平と山本由伸と現状のチームメートとの力を合わせケミストリーを起こす。24年、右肘のリハビリを進める大谷はDH、打者として専念する。初のナ・リーグでも十分に対応できる。一番のベッツ、三番のフリーマンの間に入る大谷は23年の44本塁打、打率.304以上は記録できるはず。打線もメジャーを代表する打者が並び、それぞれが勝つためのチーム打撃ができることも、ドジャースの強みだ。その観点から言っても、打線に死角は見当たらない。
ドジャースの課題は投手陣だった。先発陣は、カーショウが左肩を手術し、FAに。再契約は未定。しかし、そこを補う形でレイズから23年に10勝(6敗)の本格派右腕、グラスノーをトレードで獲得。山本由伸も加入し、先発陣もそろった。山本は先発三番手くらいで重圧がかからないように徐々にメジャーに慣らしていくはずだ。見込みとしては10勝〜12勝くらいか。23年はカーショウが13勝でチーム最多だったため、12勝なら十分な働きと言える。しかし先発陣は現在のところ右腕のみ。もう1枚、左腕先発が欲しい。もしかすると
今永昇太などの獲得もあるかもしれない。そして、リリーフ陣もほかの強豪に比べ少し弱い印象。クローザーのフィリップスが24セーブもチームは100勝しており、やや物足りない。ここが強化されると一気に世界一候補となる。
レッドソックス・吉田正尚 チームの主軸として存在感を
最下位に低迷したことで、若い世代が経験を積み伸びてきた。内野ではカサズが一番を打つ機会が多くなり・・・
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