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全国高等学校軟式野球選手権大会70回記念 春の軟式交流試合 in甲子園 軟式高校球児が甲子園で真剣勝負

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5月5日、歴史が動く。高校軟式野球全国大会の70回を記念して、東西の選抜チームが甲子園で交流試合を行う。初の試みである。軟式の全国規模の大会は夏の選手権と秋の国体のみ。新たに春開催で、さらなる普及・振興が期待されるところだ。
取材・文=小中翔太

阪神甲子園球場で開催される軟式交流試合。初めての開催であり、注目度は高い[写真=牛島寿人]


聖地でプレーする機会


 高校野球の聖地・甲子園。その舞台に、軟式球児たちも立てることになった。軟式の全国選手権大会が今年で70回目の節目を迎えるため、その記念事業として「全国高等学校軟式野球選手権大会70回記念 春の軟式交流試合 in甲子園」が5月5日に行われることとなった。

 硬式球が1872年にアメリカから伝来されたものであるのに対し、軟式球は日本発祥。1918年に開発されて以来、子どもからお年寄りまで年齢にかかわらず楽しめる競技として国内での野球の普及・発展に貢献してきた。今回の交流試合では軟式野球の魅力を発信し、さらなる普及と振興を図ることを目的としている。

 交流試合の開催が決定した昨年12月の理事会後、日本高野連・井本亘事務局長は経緯について語っていた。「硬式は春夏と全国大会があり、軟式は夏に明石と姫路で開催していたんですが、何か春に軟式で事業ができないかと1年、模索をしておりました。新たな日程を取るとなるとタイガースの日程もあり調整が難しいところがあるんですけど・・・

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