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ペナントレース熱戦FOCUS 2025

阪神・村上頌樹が“マダックス”達成 抜群の制球力で98球無四死球完封劇

 

一昨年は10勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得した阪神村上頌樹だが、昨年は7勝11敗、借金4と苦しんだ。その悔しさを晴らすべく、今季は開幕から躍動。精密なコントロールがさえ渡り、相手打線を抑え込んでいる。
※成績は5月11日現在

阪神・村上頌樹[写真=毛受亮介]


「本当にいつも締まったピッチングをしてくれる。内野の守備も守りやすいですしね」と藤川球児監督も大絶賛する内容だった。5月10日の中日戦(甲子園)、阪神の先発マウンドに上がったのは前日同カードが雨天中止となり、スライド登板となった村上頌樹。初回、一死二塁から上林誠知に右前打を浴びたが、右翼・森下翔太が好返球で本塁タッチアウトとして無失点に抑えると波に乗る。

 ストライク先行でテンポ良く投げ込んでいく。走者を背負っても冷静にアウトを積み重ねる。2回以降は二塁を踏ませぬ好投でスコアボードにゼロを刻み、8回終了時点で投球数は88。9回は田中幹也を2球で遊ゴロに仕留め、上林には4球目を右前に運ばれたが、続くボスラーを4球目のチェンジアップで二ゴロに打ち取り併殺打に。98球での見事な無四死球完封劇を成し遂げ、100球未満での完封、自身初の“マダックス”を達成した。

「立ち上がりに1点取られるのとゼロでは自分自身も、チーム的にも全然違うと思うので。いいプレーに助けられました」

 村上は5月2日のヤクルト戦(甲子園)でも無四死球で完封勝利をマーク。2試合連続無四死球完封勝利は2020年9月に記録した西勇輝(阪神)以来でセ・リーグ10人目。阪神では69年若生智男、20年西勇に次いで3人目だった。

 4月18日の広島戦(甲子園)3回から28イニング連続与四死球ゼロと抜群の制球力が武器の村上。「先頭のフォアボールからの失点がチームでもあったので。打たれるのは仕方ないので意識して出さないように。そこだけは丁寧に投げるようにしていました」。

 昨季は7勝11敗と黒星が先行。その悔しさを振り払うかのように今季はここまで6勝1敗と貯金を稼いでいる。首位を走る阪神に欠かせない先発右腕だ。

■村上頌樹の今季投球成績(5月11日時点)

PROFILE
むらかみ・しょうき●1998年6月25日生まれ。175cm83kg。兵庫県出身。[甲]智弁学園高-東洋大-阪神21[5]=5年。
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