ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表は史上最低となるベスト8で大会を去った。あらためてWBCという大会、侍ジャパンの戦いを、3回にわたって検証していく。最初のテーマは「大会総括」。MLBが主導する大会が立ち上がってから20年。果たしてNPBは時代の潮流に対応できていたのか。 文=石田雄太[ベースボールライター] 写真=Getty Images 日本人メジャーの声
WBCが始まって20年。
これほどまでに日本がWBCで勝つことの意味を問われたことはなかったかもしれない。準々決勝でベネズエラに完敗したあと、メジャー・リーグで戦う
菊池雄星が、
菅野智之が、
大谷翔平がNPBに対し、相次いで強烈なメッセージを発した。
「横も広いし、縦は高めが広いストライクゾーンはアメリカに勝ちたいんだったら絶対に変えるべきです。ゾーンもピッチクロックも、野球道を突き進んでいくんだったらいいですけど、ベースボールに勝つんだったらベースボールに近づけたほうがいいんじゃないですか」(菊池)
「僕も導入できるのであればしたほうがいいと思います。ただ、日本の場合は初動が遅い。興行という部分で考えれば試合時間が短くなると困る球団もあるでしょうけど、これからは球団のことではなくて日本野球界がよりよくなって、世界基準で戦っていけるように選手ファーストで考えれば難しい話ではないと僕は思っています」(菅野)
「必ず導入しなければならないということでもないですし、世界で勝ちたいなら導入するべきだとはもちろん思いますけど、我々は我々の野球をするんだと思っているのであれば、別に変える必要ないのかなとは思います」(大谷)
MLBとNPBは、WBCが始まってからの20年でまったく違う道を歩んできた。野球そのものが違ってきたのはもちろんだが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン