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福浦和也内野手 #9

打撃、守備で魅せるベテランの技

 


 その名がコールされると本拠地はファンの期待感に包まれる。前半戦を首位ターンしたロッテで、福浦和也の存在感は際立っている。研ぎ澄まされた打撃技術で殊勲の一打を放つ。「今年はチームの雰囲気がいいのでね。自分も流れに乗らせてもらっているよ」。36歳のベテランがここぞの場面で期待に応え続けている。

 今季は大松が外野から一塁へコンバートされた。福浦は主に指名打者、代打が主戦場となるが、西村監督は「いい仕事をしてくれている。自分の役割を分かっているし、しっかり果たしてくれている」と信頼の言葉を口にする。昨季までプロ18年間で通算1762安打を積み重ね、打率は.291と高い数字をキープしている。

 01年に首位打者を獲得している打撃職人は、さらに磨きのかかったバットさばきで安打を量産し続けている。 機会は少ないが、守備でも堅実なプレーを見せる。一塁手としてゴールデングラブを3度受賞した名手。痛烈なゴロや、内野手からの難しい送球も柔らかいハンドリングで受け止める。安定感ある一塁守備ではチームで右に出るものはいない。慢性的な腰痛を抱えてのプレーという制約があり、首脳陣もコンディションに配慮しての起用となる。それでも「チームのために守備でも貢献したい。しっかり準備していく」と意欲を示す。

 バットマンの勲章である2000安打という数字も視界に入ってきた。福浦は「ここ数年成績が下降している。意識はしていないけれど、少しでも多く安打を打ちたい。1本ずつ積み重ねた結果、届けばね」と話す。地元・千葉出身の生え抜き選手が、1歩ずつ金字塔へと歩みを進めていく。
オーロラビジョン

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