高卒7年目で初の開幕一軍を勝ち取った
黒羽根利規。開幕戦は先発マスクもかぶり、序盤は先発出場する機会にも恵まれた。チームにとって近年の課題だった正捕手不在を克服できるか。強肩が持ち味の25歳の双肩に大きな期待が掛かる。
8月7日現在、盗塁阻止率はセ・リーグ3位の.407。投手との共同作業ではあるが、黒羽根の素早く正確な送球は目を引く。高卒新人の�眈襪盒�肩で、「肩の強さだけなら向こうの方が上かもしれない。でも、捕ってからの速さは負けていないと思う」と自負する。一軍に定着する昨年までは、捕球技術や送球の練習に力を注ぎ、「コツをつかんだ」と自信を持って今季に臨んだ。
交流戦期間中の5月26日に行われた
楽天戦(Kスタ宮城)では、盗塁数パ・リーグトップの聖澤の二盗を2度阻止した。いずれも正確な送球を見せた黒羽根は、「ピッチャーと呼吸を合わせて、ベストなら大丈夫だと思っている」と胸を張った。
今年は先発出場する日もかまわず、試合前は目いっぱい基礎練習に励んでいる。捕球や送球はもちろん、下半身強化などの体力作りも欠かさない。いつも汗を滴らせ、終わるとその場で倒れ込むほどのハードメニューで、「練習あるのみ」と歯を食いしばる。
現在の大きな課題は打撃。打率1割を切る時期もあり、中畑監督は「もう少し打ってくれれば」とこぼし、自ら打撃指導をすることも。黒羽根も「打てなければチームの士気を下げてしまう」と自覚し、懸命に取り組んでいる。8月2日には一軍出場選手登録を抹消されたが、チームの将来のためにも一皮むけた姿を見せてほしい。