今季初セーブを挙げたのは4月17日の
ヤクルト戦(神宮)だった。開幕当初は西村がクローザーを務めていたが、代わって今は
マシソンが最後を締める。「正直、7回、8回を投げるのと違いはない。投げることに変わりはないからね」と気負うことなく、平常心を保つ。
過去2年間は防御率1点台と、安定感抜群の右腕がシーズン序盤は苦しんだ。160キロに迫る球速は出るが、簡単にとらえられる。初セーブを挙げる前日の16日まで、防御率は12.38と散々だった。左肩の開きが早く、重心も前に突っ込んでいた。修正しようと、日々、工夫をこらし練習を重ねていた。「メカニックも安定してきた。修正できている」と自信を徐々に取り戻していった。
初セーブを挙げた17日のヤクルト戦はターニングポイントとなった。16日に8対7の9回二死走者なしで
バレンティンに同点ソロを浴びた。感情的になり、ホームイン直後のバレンティンと言い争い、乱闘騒ぎにもなった。その翌日も5対3の9回に登場し、再びバレンティンと対する。スライダー主体に追い込み、最後もこの変化球で空振り三振。雪辱を果たした。
「アドレナ
リンが出た。昨日、やられた選手とできて興奮した。打ち取れて良かった」と負けん気の強さを見せた新クローザーに、原監督も「彼はどういう状況でもファイティングスピリッツを持っている。今のジャイアンツに必要」とたたえた。
この試合を起点に5月7日まで7試合連続無失点と、完全に復調した。「監督の信頼を感じて、その期待に応えようと思ってやっている。常にベストを尽くす」と頼もしい。