12球団最強投手陣の中心として、
佐藤達也が今年もフル回転でマウンドに上がり続けた。「今年も昨年のような成績を残すことができるのか、自分が一番不安だったけど何とか粘ることができた1年だった」。開幕からセットアッパーの座を譲らず48ホールドポイントを挙げ、昨年に引き続き2年連続しての最優秀中継ぎ投手を獲得。67試合で6勝4敗1セーブ。防御率1.09という圧倒的な数字を残しプロ3年目のレギュラーシーズンを終えた。
昨年までは150キロを超すストレート一本で勝負する力任せの投球だった。だが、今季はストレートの威力を落とさずスライダー、フォークなどの変化球を交え「力と技」を駆使して打者と対峙する投球スタイルに進化した。正捕手の伊藤は「今年はフォークの精度をキャンプから高めていこうと話していたので。打者は球を絞りにくくなったと思いますね」と佐藤達の成長を感じ取っていた。
開幕から本調子ではなかった。4月10日の
ロッテ戦(京セラドーム)から14試合連続無失点を記録するなど好調を維持しているかに見えたが「序盤は調子が上がらず苦労した。去年のような真っすぐが投げられなかった」。ストレートの走りが悪いと感じると、自信をつけた変化球主体の投球にシフトチェンジ。引き出しが増えた分、投球にも余裕が生まれた。
2年連続の60試合登板を達成し、これ以上にない活躍を見せたが優勝には届かなかった。だが、CSでリベンジの機会が待っている。「これまでのシーズンと同じように投げるだけ。普段どおりに点をやらないように頑張りたい」。日本一という新たな目標に向け、タフネス右腕が勝利を呼び込む。