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岩橋慶侍投手・喜びも苦しみも味わった1年目

 



 タイミングの取りづらいフォームで、京産大時代に関西六大学リーグで通算30勝。球種も豊富で試合を作ることができる大型左腕との評価を得て、ドラフト4位で入団したのが岩橋慶侍だ。開幕こそ二軍スタートだったが、5月13日に一軍初昇格。同15日の巨人戦(東京ドーム)で中継ぎとしてプロ初マウンドに上がり、1回を三者凡退に抑える見事な投球を披露した。

 6月15日の日本ハム戦(札幌ドーム)では1点差に迫られた9回一死三塁で登板。犠飛すら許されない緊迫した場面で、2人の打者を遊飛、空振り三振に仕留め、初セーブを挙げた。快投は続き、7月5日の広島戦(マツダ広島)では、同点に追い付かれた8回二死一塁で登場。代打の岩本に中前打を許してピンチを広げたものの、菊池を右飛に抑え無失点で切り抜けた。直後の9回にはチームが勝ち越しに成功。初白星をつかんだ。

 だが、その喜びもつかの間、同12日には左ヒジに張りを訴えて出場選手登録を抹消。9月には左ヒジのクリーニング手術を受け、現在はリハビリに励む毎日を送っている。10月11日には術後初めて埼玉・戸田の二軍施設で屋外での練習を再開。「年内はしっかりリハビリして、(春季キャンプの)2月までには間に合わせたい」と復活に意欲を見せている。

 入団1年目にして初セーブと初勝利を挙げたルーキー左腕は「自分の球をしっかり投げ込めば、プロでも通用することが分かった」と手応え。その一方で、曲がりを小さくした高速スライダーの習得を目指すなど、ウィニングショットの必要性も感じている。絶対の自信を持つ勝負球をひっさげて、来季こそフル回転を誓う。
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