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川端慎吾内野手・心身ともにタフになったヒットメーカー

 



「ガラスのプリンス」と呼ばれた姿はもうない。初めて全試合出場を果たした川端慎吾は、14年ぶりのリーグ優勝に貢献。そして自身初のタイトルとなる首位打者&最多安打を獲得した。

「首位打者はビックリ。優勝争いに気がいっていたので、首位打者を意識せずにできたのが良かったのかなと思います。長い間、ノーヒットの時期というのがなかった。いいシーズンだったと思います」

 真中野球の象徴だった。指揮官は開幕前から川端の二番起用を理想としていた。「簡単にバントでアウトを与えるのではなく、打ちにいって大量点を狙いにいきたい」。指揮官の思いを具現化するために、川端はうってつけの存在だった。広角に打ち分ける打撃技術に加え、足もあるため、併殺打になる可能性も低い。前半戦はバレンティンの離脱などもあり、主に三番で起用されていたが、二番に固定された後半戦は、三番・山田、四番・畠山とともにリーグNo.1の打線を形成した。

 自身キャリアハイとなる打率.336、195安打をマークしたが、1年間しっかり戦える体があったからこそだ。昨年から休日でも必ず知り合いの治療院に行くようにした。

「自分では分からない小さな変化にも気づいてくれる。ケガの予防にもなっていると思います」

 また「アスリートフードマイスター」の資格を持つ妻の今日香さんも栄養バランスを考えた手料理でサポート。これまでたび重なるケガで悔しい思いをしてきたからこそ、人一倍、体のケアを大事にしている。

 リーグ優勝を果たしたが、CS、日本シリーズが待ち受ける。燕の誇るヒットメーカーは、日本一の称号を得るために打ち続ける。
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