どんなジャッジが下されるのだろうか。日本一の立役者の
大谷翔平にサプライズな数字が示されることになりそうだ。プロ4年目の今季、球団は難解な査定と向き合うことになる。投手としては3年連続2ケタとなる白星も、昨季を5勝下回る10勝止まり。ただ打者としては驚異のキャリアハイをマークした。
104試合出場で、打率.322、22本塁打。挑み続ける「二刀流」で新たな境地へと踏み入れた証明となる数字をたたき出した。
お金に関しては「特に欲しいものはない」と無頓着だが、注目のオフが到来しそうだ。11月下旬から12月上旬にかけて、契約更改交渉に臨む予定。昨年は1億円増の年俸2億円(金額は推定)でサインしたが、今年は大幅増の3億円前後となることが濃厚だ。投手としてはシーズン中盤から終盤にかけて約2カ月間、一時離脱をしたが、その代わりに打者として真価を発揮。
ソフトバンクとの熾烈な優勝争いの中で中軸としてラストスパートに貢献した。
大台の3億円を超えることになれば、22歳にしてチーム最高年俸になる可能性が高い。その称号にふさわしい活力をチームへと還元してきた。プライベートでも華美な趣味もなく、外食も必要最低限に控えているなど、質素な暮らしをポリシーとしている。使い道は、ほぼ自身の野球、成長に関する投資に充てているという剛腕。間違いなく大金を手にするが、自然体のスタイルは何も変わらない。