
来季、1500試合出場、1000打点は達成確実の中村
今季も通算350本塁打を達成するなど球界屈指の長距離砲・
中村剛也。毎年のように記録達成と隣り合わせとなっているが、来季も1500試合出場(達成まで68試合)、さらに1000打点(同31打点)到達が期待される。
「ケガもいろいろした」と本人も口にしており、決して万全の状態ではなかったようだが、それでも今季も115試合に出場。大きな故障さえなければ、来季中の達成はほぼ間違いないだろう。また、打点に関してもチームには出塁率の高い
秋山翔吾、
浅村栄斗や、
源田壮亮、
金子侑司といった、俊足選手がそろっていることも大きなアドバンテージ。今季の79打点を見ても、「31打点」は難しくない数字だ。逆に言えば、チームとしては、出場記録も、打点記録も、当然クリアしてもらわなければ困る。
とはいえ、これまでも自ら築いてきたどんな大記録に対しても、「数字には興味がない」と話してきた。おそらく目前の記録も、「通過点の1つ」と、とらえるに違いない。ただ、前述のとおり、ケガの影響もあり、「もともとバッティングでチームを引っ張らなければいけない立場ですが、ここ何年かは、全然できていない」と本人。今秋は、宮崎キャンプに帯同せず、所沢で体を動かしながらも、ケア、メンテナンスに努めた。
今季限りで2014年からの4年契約が切れ、来季は単年契約を結んだ。
「またしっかりとレギュラーを取れるように。再出発みたいな気持ちでやっていきたい」
心機一転、完全復活を目指すキングの来季に注目だ。
写真=BBM