![](https://cdn.findfriends.jp/img.sp.baseball/show_img.php?id=21230&contents_id=p_page_015)
守備でも貴重な働きを見せた
ホームの歓声が心地良かった。4月4日の
日本ハム戦(
楽天生命パーク)。1点差に詰め寄られた6回裏だった。
銀次が、一死走者なしから右翼への二塁打で出塁。打者一巡とし、再び回ってきた二死一、二塁の好機では左翼への二塁打。2本の二塁打で、この回一挙8点を呼び込んだ。
3安打4打点の大暴れで、チームの5連勝に貢献。「体がすごくいい状態。いいトレーニングができて、理想のスイングができている」と納得の表情を浮かべた。
意欲的に練習を積み重ねてきた成果を見せた。久米島キャンプ初日から、連日のように居残ってバットを振り続けた。早出特打をこなした日に、誰より遅くまで居残った日も珍しくない。振り込んだ量はチーム随一だ。
シーズンが始まっても練習量は落とさない。4月6、7日の
オリックス戦(京セラドーム)前には早出特打。トスバッティングでは、ワンバウンドのボールを打ち続けた。あらゆるボールに対応するため10年近く続ける練習法だ。「スコアボードにHが点灯したら勝ちですから」。結果を残すため、量だけでなく質にもこだわってきた。
7日の試合では、9回に2人のベンチ入り捕手を使い果たし、プロ14年目で初めて一軍でマスクをかぶった。すると、
松井裕樹ら3人の投手を相手に4回を1安打無失点。チームとして今季初めて盗塁を刺す大奮闘で、12回引き分けに持ち込んだ。初めて主将を務める男が、開幕戦から存在感を発揮し続けている。
写真=BBM