
真っすぐで押すスタイルを貫く
試合の後半、新助っ人の直球がチームを勝利へと導く。今季入団した
マクガフの魅力は、何と言っても最速157キロを誇る直球。6月2日現在で、チーム防御率が4.69でリーグワーストと苦しんでいるツバメのブルペンを支えている存在だ。
「どんな形でもいいので、チームのためになるプレーをしたいと思っている。監督や献身的に支えてくれるコーチ、最高のチームメート、トレーナー、通訳、そしてファンの皆さんに喜んでもらえるように全力で頑張っていきたい」
投球の軸は、常時150キロを超える直球だ。そこにスライダー、チェンジアップを使って打者を抑えるのがスタイルで「速球を生かす投球が持ち味なので、速い球を制球良く投げ込むことにこだわっている」。2日現在で、27試合に登板し、2勝1敗7ホールド、防御率3.86。チームの成績と同様に調子も下降気味だが、ここが踏ん張りどころだ。
直球を磨くため、遠投の際から腕を強く振り、強い球を投げることを意識。キャッチボール後には
田畑一也投手コーチから教えてもらったフォームチェックのエクササイズを行い、投球フォームを確認しているという。
「ゲームに入ったら強く投げる意識はせず、制球を重視している。記録とともに、ファンの皆さんの記憶にも残るような活躍をしたい」とマクガフ。助っ人の直球が今のチームには欠かせない。
写真=BBM