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すでに昨季を上回る51試合に出場。複数ポジションを守れることを武器に出場機会を得ている
プロ8年目の
小島脩平が試合ごとに守備位置を変え、連日スタメンに名を連ねる。
今季は6月25日時点で一塁9試合、二塁5試合、三塁19試合、外野13試合で出場。内野手が固定できないチームで不可欠な存在となり、「いろいろ守れることは武器としてやっていきたい。難しさはあるが、そこを対応していかないと試合に出られない」と意欲を口にする。
もとは内野手で野球を始め、主に二遊間を守っていたが、桐生一高から外野手としても出場し、東洋大、住友金属鹿島で経験を積んだ。
グラブはファーストミット、二、三塁用グラブ、外野用の3種類を持ち歩く。「試合中のポジション移動も多く、グラブが少し小さめなので、二塁と三塁は同じグラブにしています。練習のときでも感覚が似ているので」と適応してきた。
最後方からはい上がった。今春キャンプの初日(2月1日)に、ぎっくり腰で離脱。ファームでも5試合の出場で8打数無安打だった。
しかし、主力が軒並み不振にあえぎ4月11日に昇格すると、代打や守備から途中出場した最初の6試合で4打数3安打と好調でスタメンに定着。今では主に五、六番を任され打率.288、2本塁打と打撃でも貢献している。
「代打で結果が出たのが大きかった。(中軸は)自分のタイプではないがつなぐという意識でいい打撃ができている」
すでに昨季を上回る51試合に出場し、自己最多の79試合を越えるペース。32歳の中堅が一気にブレークを果たす。
写真=BBM