
オープン戦で結果を残し開幕一軍入りを果たした小林。次は勝ちパターンでの中継ぎ登板で結果を残したい
新天地2年目右腕の
小林慶祐が生き残りをかけている。「自分の役割を全うしてアピールを続けたいと思ってます」。
昨シーズン途中に
オリックスから移籍してきた。
阪神に在籍した
飯田優也とのトレード成立。今季は右のリリーフとして期待されている。
当然だが、阪神で開幕を迎えるのは初めてのシーズンになる。春季キャンプは二軍スタートだったが若手に交じって順調な仕上がりを見せてきた。
久保田二軍投手コーチも「フォークがいい。その後の真っすぐが高めに浮くのを修正すれば十分勝ちパターン(の中継ぎとして)でいける」と太鼓判を押したほどだった。
オープン戦初登板になった3月10日の
広島戦(甲子園)で6回からの2イニングを無安打無失点に封じて、矢野監督の評価を上げた。
一軍に昇格したばかりのマウンドで、
鈴木誠也、
クロンら広島の強力な主力を封じたことに指揮官も「コントロールも良いし、角度のあるストレートは変化球も生きる」と納得顔だった。
さらに14日
巨人戦(甲子園)でも3番手で登板した8回を3人でピシャリと抑え込んだ。長身から投げ下ろす150キロ超の直球とフォークは魅力的だ。
プロ5年目の区切り。オリックス1年目の2017年で登板した35試合が最多で、昨シーズンは阪神で2試合登板にとどまっていた。オープン戦でしっかりと結果を残し開幕一軍入りを果たした。ここから1年間一軍で投げ続けていく。