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指揮官の期待に応え移籍1年目から外野のレギュラー争いに参戦したい
江越大賀が新球場「エスコンフィールド北海道」でのチーム“初勝利”をもたらした。3月15日の
西武とのオープン戦。同点の9回一死満塁で左翼線へサヨナラ打。「もうめちゃくちゃうれしいです」と、真新しい新球場内の会見場で笑顔を見せた新戦力は、右手首を骨折しながらの劇的打だった。「多少は痛みがありますけど、まあ、気合で」と、さらりと言った。
新球場での初練習となった3月1日に実戦形式の練習中に右手首に投球を受けて、負傷していた。3日後に病院で検査したところ、骨折が判明していたという。「やっぱりそうなんだと思ったけど、心は折れなかったので、大丈夫です」。新天地で一旗揚げようとしている男の闘争心は、さらに燃えていた。
類いまれな身体能力を
新庄剛志監督に評価され、昨オフに
阪神からトレードでやってきた。指揮官から、付きっきりで打撃指導を受け、とにかくバットに当てることを徹底的に教え込まれてきた。期待をしてもらっているからこそ、なんとか応えたい。新庄監督には、今回の骨折が判明した際も「二軍に落ちたくない。大丈夫です。やれます」と言った。
指揮官も「骨折してようがやれるっていう気持ちがあれば、その期待に応えたい。ああいう場面で結果を出して、本当に強い選手だなって思います」と、ハートの強さを再評価しつつ、できる範囲で起用を続けていくつもりだ。もちろん、ケガの状況を見ながらの起用にはなるが、新たなガッツマンはチームに新たな風を吹かせている。
写真=BBM