
3年ぶりの夢舞台に初のファン投票選出が濃厚だ
3年ぶりにオールスターの舞台へ戻ってくることになりそうだ。ファン投票の中間発表が始まった5月21日、パ・リーグ三塁手部門で堂々のトップスタートした
清宮幸太郎。「もっと打たないとなって感じです。あとは、ちゃんと守って。文句なしで行けるように、守備も打撃も、もっとレベルを上げたいっす」。浮かれることなく、気を引き締めた。
その言葉通りに、守備も打撃も安定感が増した。開幕から苦戦した守備では3、4月に7失策を喫していたが、5月は2失策に減少した。打撃も月を追うごとに数字が上がって安定感が出てきた。本塁打数は伸び悩んでいて派手さはなくても、初球から積極的に打ちに行く姿勢は崩さず、着実に結果を残して打線を引っ張る存在となっている。
球宴に初出場したのは2022年だった。プラスワン投票での選出で滑り込むと、歴史に名を刻んだ。途中出場した第1戦(PayPayドーム)で、左中間へサヨナラ本塁打。文句なしのMVPを獲得した一発は「9回二死」からという状況では史上初の快挙でもあった。どんな時代でも球界を賑わせる“お祭り男”のポテンシャルを存分に発揮した。
エスコンFで第1戦が開催された昨年は、開幕から故障で出遅れた影響で、チームから9選手が出場した“球宴ジャック”に参加できず、選外だった。「楽しい舞台ですし、行けるなら行きたい」。ファン投票で選出されれば初めて。それくらいプロ野球界の中でも大きくなってきた清宮幸の存在感を、再び夢舞台で示す。
写真=BBM