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巨人・浅野翔吾 得意な季節にカムバック目指す/夏男の季節

 


 昨季のリーグVの原動力となった男は、再びチームの起爆剤となることができるか。現在は右尺骨茎状突起不全骨折のリハビリに励んでいる浅野翔吾だ。

 6月5日のロッテ戦(ZOZOマリン)に八番・中堅で出場すると、5回に死球を受けた。右手首付近に149キロの直球が当たり、痛みに顔をしかめた20歳は、そのままプレーを続行したものの、6回の守備で途中交代した。病院で診断を受けて戦線離脱が決定。ただ、不幸中の幸いか、完全には骨が折れていない「不全骨折」。一般的には競技への復帰まで2〜3カ月とされる。

「若い自分がチームを盛り上げられたらいい」。入団以来、浅野が持ち続けてきた思いを昨季は体現した。前半戦はほとんど出番がなかったが、8月に一軍へ昇格すると右翼のスタメンに定着し、同月は13試合の出場で満塁弾を含む3本塁打、46打数16安打で打率.348、11打点と大活躍。優勝を争うチームに確かな勢いをもたらした。思えば高松商高3年だった2022年の夏には甲子園で3本塁打を放ち、大会の主役となっている。夏は浅野の季節だ。

「一日一日を大切にしていかないといけないと思いますし、チャンスをしっかりものにしないといけない」

 チームは交流戦を終えてセ・リーグ4位でリーグ戦再開を迎えたものの、得点力不足は明らか。浅野は片腕で打撃練習を行うなど復帰に向けて着実に前へ進んでいる。灼熱の太陽の下で輝く若武者のカムバックが待たれる。

写真=BBM
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