
四番として勝利への貢献度が高いバッティングを披露している
文句なしで『オール5』をつけていい大活躍だ。全試合出場で打率、安打数、本塁打、打点のいずれもチームトップの成績を誇るタイラー・ネビン(7月19日現在)。4月25日の
オリックス戦(ベルーナ)からは常に四番に座り、5月度月間MVPにも輝いた。
これほどまでの好結果が出ている要因の1つとして、ネビンはチームの守備力を挙げた。序盤戦は日本の野球へのアジャストに多少苦労し、思いどおりの結果が出ないこともあったが、「ライオンズは守備と、何より投手が本当に素晴らしい。守備にはスランプはほぼないので、失点数が少ないことで自分が打者として打席に立つときに『僕が点をいっぱい取らなきゃ』という過度なプレッシャーを感じなくさせてくれる」。結果への焦りを感じずにいられたことで、「これまで自分がやってきたことを信じて、今日の試合、今やらなければいけないことをしっかりと考えてやり続けられている」という。
打撃だけではない。守備での貢献度も非常に高い。登録は外野手だが、「内野手からキャリアを始めたので、体も感覚も内野手」の言葉を証明するがごとく、一塁守備では打球への反応、捕球、周囲との連係などで好プレーが多い。「若干の言葉の壁はあるので、ジェスチャーなどでポジションの確認などは積極的にコミュニケーションを取っている」。まさに日々の努力の賜物だ。
仲間が活躍すれば、わがことのように喜びを爆発させ、悔しいときは思いきり悔しがる。そんな、プレーもハートも熱く紳士的な選手を手放すわけにはいかない。球団は6月23日に2027年までの契約延長を発表した。今後、チームメートにもファンにも長く愛される選手となることは間違いないだろう。
写真=BBM